■俵山交流舘 「萌の里」 熊本県西原村の県道28号線沿いの観光物産施設。 県道28号線は熊本地震で壊滅的被害を受けた県道で、大切畑ダムから南阿蘇村に至る橋梁の破損、道路の崩壊、俵山トンネルの内部の損傷など、益城町と南阿蘇村を結ぶ重要幹線道路が壊滅的に寸断される激甚の災害を見舞われました。 写真のポピーの畑、秋にはコスモスの畑になる萌の里の観光物産施設は、大切畑ダムの南阿蘇村側にあり、俵山峠に至る旧道の分岐点の手前にあります。 熊本地震により県道が不通のため被害状況は確認できませんが、近隣の風力発電施設が稼働していないところをみると相当の被害があったことが想像されます。 俵山と南阿蘇村の県道は、熊本市内と南阿蘇村とを結ぶ重要な幹線道路です。生活を含め、南阿蘇の観光の大動脈の早急な復旧が待ち望まれます。 ■大峯山と高遊原台地 布田川断層の活動 説明板 萌の里の先の旧道を進むと巨大な風車が回転する峠道に至ります。その駐車場にある説明板には、大峰山 (おみねやま) と (たかゆうはらだいち) を次のように説明しています。 大峰火山は約9万年前の巨体火砕流の噴火(阿蘇−4)の直前にカルデラの西方で形成された。この火山は、大峯火砕丘(409m)とそこから流出した高遊原溶岩からなる。高遊原溶岩は、厚さ約100mで、東西約9Km、南北約4Kmの広大な溶岩台地(高遊原台地)をつくった。この台地は、その南縁(台地の左端)に沿う布田川断層の活動によって南東(左側)に傾斜している。「阿蘇くまもと空港」は、この台地の上にある。と説明されています。 震災前の風力発電施設等は、右のバーの写真からご覧ください。
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